ニュース

G-SHOCK、新型MTG-B4000登場 AI共創フレーム搭載

カシオ計算機は、「G-SHOCK」の「MT-G」シリーズの新製品として、AIとの共創による新たな構造を採用した「MTG-B4000」を6月13日に発売する。Bluetooth電波ソーラーの腕時計で、価格は「MTG-B4000-1AJF」が165,000円、「MTG-B4000B-1A2JF」が176,000円。

カシオは2023年、人とAIが共創した独創的な耐衝撃構造を採用するG-SHOCKのコンセプトモデル「G-D001」を発表している。今回発売される「MTG-B4000」は、この取り組みをG-SHOCKの市販品に落とし込んだものになる。

人間が作成したデザイン案に対し、G-SHOCKの耐衝撃構造に関する長年のデータを読み込ませたAIが荷重シミュレーションを行ない、構造強度・素材特性・加工性などを考慮した最適な構造を提案。人の手による検証と改良を重ね、複雑な造形の異素材融合フレームが作り上げられた。

フレームとバンド接続部は一体化され、バンドに加わる荷重を直接受け止め、センターケースへの衝撃を軽減させるという新たな発想も加わり、より高い耐衝撃性能を実現したという。

ハイライトとなるカーボン積層フレームは、シート状のカーボンとグラスファイバーを積層した母材を立体形状に削り出して、複雑造形のフレームを成形、レイヤー模様がデザインとして現れるようになっている。フレームはベゼルやサイドボタン、裏蓋と噛み合うような形状で、耐衝撃構造を確保しながら、異素材の融合や機能美を表現する。

カーボン積層フレーム

トリプルGレジスト(耐衝撃構造・耐遠心重力性能・耐振動構造)で20気圧防水。風防は内面反射防止コーティングのサファイアガラス。バンドは樹脂製。ソーラー発電、電波受信に対応。Bluetoothでスマートフォンアプリ「CASIO WATCHES」と連携し、自動時刻修正や各種機能の設定が可能。ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、LEDライト、フルオートカレンダーの各機能を備える。本体サイズは56.6×45.3×14.4mm、重量は112g。

MTG-B4000-1AJF、165,000円
MTG-B4000B-1A2JF、176,000円