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アイリスオーヤマ、ベビー用品拡充 赤ちゃん用おむつ開始

アイリスオーヤマは、赤ちゃん用紙おむつ「あんしんGenki!パンツ」の本格生産を開始し、7月1日より順次発売する。今後、ベビー用品や衛生用品を拡充していく。

ラインナップは、「M(50枚入り)/L(42枚入り)/Big(36枚入り)/Bigより大きい(24枚入り)」の4種類。価格は各1,480円。現在はアイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」にて、予約販売を受け付けている。

同社は24年11月に、王子ネピアと紙おむつ「Genki!」ブランドのライセンス契約を締結し、赤ちゃん用紙おむつ事業に新規参入することを発表。今回、静岡県裾野市の富士裾野工場で生産を開始した。

生産には、これまでにマスクやウェットティッシュ、ペットシーツなどで培ってきた不織布の知見を活用。シルキーエンボス製法により不織布の表面の盛り上がりを大きくすることで、ふわふわ・もちもちのやわらかい肌触りを実現し、赤ちゃんの肌への負担を軽減した。全面通気シートを採用することでムレを防いで快適に保つ。デザインは動物のイラストを採用。

同社が実施した子育て家庭向けの調査によると、毎月の子育て費用は平均で約2万円、そのうちおむつ代が約2割を占めているという。深刻な少子化などの背景も踏まえて同社では、良質な赤ちゃん用紙おむつをより手頃な価格で提供することで、子育て家庭の経済的負担軽減と健やかな子育て支援を目指すとしている。

今後は赤ちゃん用紙おむつを起点に、ベビー用品や衛生用品のラインアップを拡充。子育て家庭との接点を広げることで、日常生活における製品とサービスの提供機会を創出していく。