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イオン、カカオを使っていない「チョコか?」 カカオ不足で代替

イオンは、カカオを使わずに作った、ひまわりの種由来のチョコレート代替品を使用した菓子「トップバリュ チョコか?」を6月10日から数量限定で発売する。価格は429円。イオン、イオンスタイル、マックスバリュなど全国約2,200店舗で取り扱う。

商品開発の背景には、気候変動や経済課題等の影響による、チョコレートの原料となるカカオの供給量のひっ迫や価格の高止まりといった課題がある。将来にわたりチョコレートの風味を楽しむために生産技術の向上や代替原料の模索が進められているという。

「チョコか?」は、代替チョコレートを手掛けるPlanet A Foods社(ドイツ)が開発したチョコレート代替品「ChoViva(チョビバ)」を、国内で初めて使用した菓子としている。

チョビバは、カカオに代わる原材料としてひまわりの種を使用。カカオ同様に発酵・焙煎の工程を経ることで、カカオ由来のチョコレートのような香りと味わい、口どけを実現しているという。

イオンは、チョビバについて「先進的で未来を感じられる」とし、新しいおいしさを提供したいとの考えから「チョコか?」を企画・開発。第1弾として、オーツ麦と全粒粉を使用したザクザク食感のビスケットにチョビバをかけた「チョコか?WITH BISCUIT(ウィズ ビスケット)」を数量限定で販売する。内容量は143g。

今後、シリーズの品目数や展開エリアの拡大を予定している。