ニュース

オメガ「レイルマスター」復活 ミニマルなヴィンテージルックで

オメガ レイルマスター

スウォッチ グループ ジャパンは、「オメガ」の新作として、「レイルマスター」を新たな仕様とともに復活させる。機械式の腕時計で、バリエーションは4種類、価格は792,000円~935,000円。直営ブティックで5月16日に発売し、その後順次、正規取扱店にて販売する。

2003年以降、オメガはレイルマスターを何度か復活させてきたが、今回はステンレススチール製ケースを基本とした、新たな仕様で登場する。ケース径は38mmで、比較的コンパクトなデザインも特徴。

レイルマスターは、1957年に発表された“プロフェッショナルライン”3部作(トリロジー)のひとつとして誕生。「スピードマスター」がレーシングカー・ドライバー、「シーマスター 300」がダイバー向けであったの対し、「レイルマスター」は鉄道員のためのモデルだった。

そのレイルマスター最大の特徴は、インナーケースの装備による高い耐磁性を備えたこと。当時のほとんどの耐磁時計が60ガウス程度までだったのに対し、レイルマスターは最大1,000ガウスの磁場に耐えることができ、鉄道路線周辺で働くエンジニアや実業家、科学者など「どんな着用者にも信頼できる精度を保証する」という腕時計だった。

2025年に復活するレイルマスターは、「シーマスター アクアテラ」コレクションと同様に、シンメトリーなデザインのケース・リンクブレスレットを備える。「オメガを象徴するDNAを忠実に受け継ぐもの」とし、2003年以降に復活してきたレイルマスターの全モデルが共通する要素を備える。

ダイヤルはグレーとベージュの2種類で、ベージュはスモールセコンドを搭載する。ダイヤル上にはオメガのロゴとレイルマスターの名前以外の文字が一切ないという、オリジナル/ヴィンテージウォッチのミニマリズムを踏襲する。グレーダイヤルのインデックスと数字はホワイトのスーパールミノバが、ベージュダイヤルのインデックスと数字にはヴィンテージ スーパールミノバが採用される。

ムーブメントは機械式で自動巻の「コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8806」(スモールセコンドモデルはキャリバー8804)を搭載。パワーリザーブは55時間。耐磁性能は15,000ガウスで、初代レイルマスターの15倍にあたる。

ケース・メタルブレスレットはステンレススチール製。レザーストラップはカーフレザー。防水性能は15気圧(150m)防水。風防は両面無反射加工のドーム型強化無反射サファイアガラス。裏蓋はシースルーバック。本体サイズはケース径が38mm、厚さが12.4mm。

235.10.38.20.06.001、847,000円
235.12.38.20.06.001、792,000円
235.10.38.20.13.001、935,000円
235.12.38.20.13.001、880,000円